会社名のネーミング
リコー
コピー機やファックス、プリンターといったオフィス機器を主に取り扱っている株式会社リコーは、誰もが知っている会社名と言えるのではないでしょうか。
この「リコー」というネーミングの由来もデンソーと同じような経緯があり、歴史を知って初めて語ることが出来るものです。
まず、独立行政法人理化学研究所をご存知でしょうか?これは、物理や化学、工学、生物学、医科学などを専門に研究している施設であり、1917年に設立されました。
日本で自然科学の総合研究所と言えば、この理化学研究所ただ1つだけであり「理化学」「理研」といった略称でも知られています。
すべてのきっかけは、理化学研究所内にて感光紙が開発された1936年に始まります。
これを商品として製造・販売するために独立し「理研感光紙株式会社」が誕生したのです。
しかし翌年、感光紙だけでなくさらに幅広い業務が出来るようにと「理研工学工業研究所」と会社名を改めることになります。
そして戦後、理化学研究所から独立した関連企業群から成る財閥「理研コンツェルン」の解体を経て、1963年に現在の「株式会社リコー」というネーミングに辿り着きました。
つまり、リコーは理化学研究所から派生した会社であり、リコーの「リ」は理化学研究所の「理」、そして「コー」は工学工業の「工」に由来があるという訳なのです。
ちなみに、現存する理研グループの企業としてリコー以外の有名どころを挙げてみると、婦人服や水着のメーカーとして有名な「三愛」や「コカ・コーラウエスト」「キグナス石油」などがあります。
それにしても、リコーというネーミングは実によく出来ています。
オフィス機器のメーカーにふさわしく知的でスマートな印象を受けますし、その響きから「お利口」という言葉もイメージ出来て、頼れる職場のパートナーである気がしてきます。
言葉を音の印象から分析する「音相」の理論から見ても、優秀なネーミングであると言えるでしょう。
会社名のネーミングは、ネーミングについて解説しています。
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